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ミノキシジル&フィナステリドについて

術後のAGA薬服用について

ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドなどのAGA治療薬については、術後の合併症リスクやグラフト生着率に悪影響を与える可能性があるため、施術の4週間前から徐々に停止していただき、術後も数か月は飲まないようにとクリニックは指示しております。
(これらのお薬は副作用もあるので、できればビタミン剤など、オーガニックな方法に切り替えることを推奨しています)

ただ、お客様の中には、AGA薬を中断すると、遺伝的要素により、植毛していない部分の髪の後退が進行する場合がございます。
そのような場合は、術後3カ月頃からAGA薬の再開をご検討ください。

なお、AGA薬再開の注意点として、将来また服用を停止すると、それまで保ってきた既存の髪が抜ける可能性がございます。
クリニックとしては、AGA薬を再開する場合は、ずっと飲み続けなければならないことを懸念しております。

判断に迷われる場合は、お気軽にご相談くださいませ。
弊社でもお一人お一人の状況を確認して、最善策をご提案させていただきます。

ミノキシジル

ミノキシジルは、髪の成長を促進し、脱毛を遅らせるのに有益である一方、髪移植手術前に使用を中止することが一般的に推奨されます。
その理由は以下の通りです。

①血流と創傷治癒

ミノキシジルは血管拡張作用があり、頭皮の血管を広げ、血流を増加させます。
この増加した血流は、髪移植手術後の創傷治癒プロセスに干渉する可能性があります。
手術中の出血量を増やし、術後の合併症のリスクを高める可能性があります。

②グラフトの生着率

ミノキシジルは、血流と治癒プロセスへの影響からグラフトの生着率に影響を与える可能性があります。

③本来の脱毛パターンの確認

手術前にミノキシジルの使用を中止することで、より正確に本来の脱毛パターンを確認し、移植計画を立てることができます。
ミノキシジルは時に髪の成長を促進するため、本来の脱毛領域や移植グラフトの最適な配置を判断するのが難しくなる場合があります。
お薬の使用を中止するということは、その効果で生えていた毛が抜け落ちますが、抜け落ちた領域に、お薬の影響を受けなくても生えているドナーグラフトを移植します。

④適切なドナーグラフトの選定

後頭部の毛髪は、AGAの影響を受けにくい安全な範囲と言われていますが、個人差もございます。
お薬の影響で成長している毛は、ドナーグラフトとして適切ではありません。
お薬の使用を中止することで、適切なドナーかどうかを見極めることができます。

フィナステリド

フィナステリドは、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを阻害することによって作用し、脱毛症に関連するホルモンであるDHTの量を減少させます。
フィナステリドは、脱毛の進行を遅らせ、髪の再生を促進する効果がありますが、一般的には髪移植手術前にその使用を中止することが推奨されています。その理由は以下の通りです。

①グラフトの生着

フィナステリドはDHTの量を減少させることで、移植された毛包の品質と成長に影響を与える可能性があり、生着率が低下する恐れがあります。

②本来の脱毛パターンの確認

手術前にフィナステリドの使用を中止することで、より正確に本来の脱毛パターンを確認し、移植計画を立てることができます。
フィナステリドは使用された領域の脱毛を遅らせたり停止させたりするため、真の脱毛領域と移植グラフトの最適な配置を判断するのが難しくなる可能性があります。
お薬の使用を中止するということは、その効果で生えていた毛が抜け落ちますが、抜け落ちた領域に、お薬の影響を受けなくても生えているドナーグラフトを移植します。

③手術上の考慮事項

フィナステリドは髪の質や特性に影響を与える可能性があります。
髪の密度、太さ、その他の要素に変化をもたらし、手術プロセスに影響を与えることがあります。
手術前にフィナステリドの使用を中止することで、外科医は患者の自然な髪の特性に基づいて作業し、より正確かつ一貫した結果を得ることができます。

④適切なドナーグラフトの選定

後頭部の毛髪は、AGAの影響を受けにくい安全な範囲と言われていますが、個人差もございます。
お薬の影響で成長している毛は、ドナーグラフトとして適切ではありません。
お薬の使用を中止することで、適切なドナーかどうかを見極めることができます。

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